今日は”胸郭出口症候群”について説明していきます。
胸郭出口症候群を初めて聞く方もいるのではないでしょうか
胸郭出口症候群は比較的かかりやすい疾患です。
この記事を読むことで胸郭出口症候群がどんなものかがわかります。
それでは説明していきます。
胸郭出口症候群とは？
胸郭出口症候群とは首や肩、腕で血管や神経が圧迫され、神経・血管障害を起こす疾患です。
簡単に説明すると
首からの血管や神経は腕まで繋がっています。
画像参照：NHK健康CH
首から腕までの血管や神経の通り道で圧迫を受けてしまうと神経、血管障害が起こってしまいます。
それが胸郭出口症候群です。
画像参照：NHK健康CH
首が長く、なで肩の女性に多く
筋肉質の男性にも多いです。
要因としては胸郭出口部の先天的な狭窄や筋腱の付着部異常
外傷やスポーツ、肋骨や鎖骨の変形、筋肉の肥厚などがあります。
主に圧迫される場所は３つ
- 斜角筋
- 鎖骨と肋骨の間
- 小胸筋
上記の３つの場所で絞扼が起こることで胸郭出口症候群が起こります。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の症状は上肢の痺れや痛み、熱感、脱力感、握力低下、手指運動麻痺
手の蒼白などがあります。
血管や神経が圧迫されることで神経症状や血流障害が起こります。
肩や腕の重だるさやコリといった症状も出てくるので他の疾患との鑑別が必要です。
胸郭出口症候群の診断
胸郭出口症候群の診断はレントゲンと臨床症状で診断されます。
レントゲンで骨の変形がないかを診ます。
整形外科的テストやチネル兆候と言った誘発検査をおこない診断されます。
状態によってMRIや造影検査を行うこもあります。
胸郭出口症候群の治療
胸郭出口症候群の治療は基本的に保存療法（手術をしない）でおこなわれます。
消炎鎮痛剤などの投薬、日常生活指導、温熱療法や電気療法などの物理療法が行われます。
症状が重い場合には手術適応となることがあります。
当院での胸郭出口症候群の施術は神経・血管が圧迫される場所を探し、原因となる筋肉を柔らかくして圧迫を和らげる様な施術をおこないます。
また、姿勢の影響で症状が出ている場合は姿勢矯正などをおこない症状が和らぐように施術をおこないます。
最後に・・・・・
胸郭出口症候群は比較的かかりやすい疾患です。
特に首が長くなで肩の女性には多いので、デスクワークや下を向いて仕事をされている方は注意が必要です。
もしも、胸郭出口症候群かも？
と思う方は井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。
井土ヶ谷ひかり整骨院では胸郭出口症候群の方の施術もおこなっていますので、首や肩に痛みやつらさを抱えている方は是非一度当院井土ヶ谷ひかり整骨院へご来院ください。
