今日は足関節捻挫について説明していきます。
足関節捻挫は身近で起こりやすい外傷です。
捻挫を経験した人は多いのではないでしょうか?
そんな足関節捻挫について詳しく説明していきます。
この記事を読むことで足関節捻挫のことがわかるようになります。
足関節捻挫とは?
足関節捻挫とは足関節についている靭帯を痛めてしまう疾患です。
足関節には外側と内側に靭帯がついています。
内側の靭帯は強固で損傷しにくいですが、外側の靭帯は損傷しやすい構造になっています。
その為、足関節捻挫の多くが内側に捻る内反捻挫(外側の靭帯損傷)になります。
特にスポーツ中に起こることが多く、歩行時につまずいたり、バランスを崩した時などに起こります。
外側の靭帯は3つあり、前から前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の3つで構成されています。
この前についている前距腓靭帯が一番損傷しやすい靭帯です。
足関節捻挫の症状
足関節捻挫の症状は痛み、腫れ、圧痛です。
歩行時痛や腫れ、内出血が足関節捻挫の主な症状になります。
足関節捻挫の診断
足関節捻挫の診断はレントゲン、エコーなどでおこなわれます。
レントゲンでは骨折の有無があるかをみます。
レントゲンには映らない微小な骨片が生じる場合があるので、エコーでも精査されます。
損傷の度合いをⅠ度Ⅱ度Ⅲ度で分類されます。
Ⅰ度は靭帯の過伸展(オーバーストレッチ)部分的な損傷
Ⅱ度は靭帯の部分断裂
Ⅲ度は靭帯の完全断裂になります。
足関節捻挫は腓骨遠位端骨折や第5中足骨、二分靭帯損傷、遠脛腓靭帯損傷などとの鑑別が重要になります。
足関節捻挫の治療
足関節捻挫の治療は基本的には保存療法です。
固定、投薬、アイシング、物理療法などです。
捻挫後は以前RICE処置と言われていましたが、今はPOLICE処置がいいと言われています。
Protection(固定)
Optimal Loading(最適な負荷)
Ice(アイシング)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
今は休ませるよりも適切な荷重をかけ、動かす方がいいと言われています。
さらに最近ではPEACE&LOVEがいいと言われています。
Protection(固定・保護)
Elevation(挙上)
Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬をさける)
Compression(圧迫)
Education(教育)
&
Load(負荷)
Optimism(楽観的思考)
Vascularisation(血流を増やす)
Exercise(運動)
最新の処置としてはアイシングがなくなり、抗炎症薬を避けたり(炎症を抑えると組織の治癒を遅らせる可能性がある為)
受傷者にケア方法や、やらない方がいいものなどを教える(教育)します。
適切な負荷をかけ、楽観的思考でいるようにすること、血流を増やし、適切な運動をすることで治癒のスピードが早まると言われています。
これが捻挫の対象しては最新の情報です。
捻挫のⅢ度損傷では手術の適応になる場合もあります。
足関節捻挫の施術は当院でもおこなっていて
POLICE処置に加えてマイクロカレントという最新の物理療法機器を使用し治癒促進を促します。
最後に・・・・・
今日は足関節捻挫について説明してきました。
足関節捻挫は身近で起こりやすい外傷です。
もしも足を捻ってしまった場合は直ぐにアイシングや固定をすることが大事です。
当院でも足関節捻挫の施術をおこなっているで、足を捻ってしまった方は井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。
しっかり対応させていただきます。