今日は首の疾患”頸椎椎間板症”について説明していきます。
頸椎椎間板症は整形外科でも数多くみられる疾患です。
僕が整形外科で働いている時に頸椎椎間板症の診断でリハビリに来られる方はとても多かったです。
そこで今日は頸椎椎間板症についてお話していきます。
この記事を読むことで頸椎椎間板がどんなものなのかがわかります。
頸椎椎間板症とは?
頸椎(首の骨)は7つあります。
その骨の間に椎間板というクッション材があります。
このクッション材の椎間板は外側は線維状で中心はゼリー状で水分を多く含んでいます。
水分が多いことでクッション性が高い状態になっているのですが、年齢を重ねると徐々に椎間板水分が減っていきます。
椎間板の水分が減ると椎間板に亀裂が入ったり、変性が起こってきます。
そうなるとクッション性が減ってきてしまい、椎間板にかかる負担が大きくなってしまいます。
水分が減り、頸椎の椎間板が変性した状態を頸椎椎間板症といいます。
頸椎椎間板症の症状
頸椎椎間板症の症状は首の痛み、違和感、重だるさ、肩こりなどです。
頸椎椎間板症だけの場合は腕や手に痺れが出ることはほとんどありません。
急に強い痛みが出たり、慢性的に痛みや重だるさが続くこともあります。
また、動かした時に痛みが出ることもあれば動かしても痛みがないこともあります。
頸椎椎間板症の主な症状は首や肩の痛みです。
頸椎椎間板症の診断
頸椎椎間板症の診断はレントゲン撮影で行われることが多いです。
MRIで水分の減りをみることもできますが、初期はMRIでも変化が認められないこともあります。
レントゲンで頸椎椎間板の狭小がある。
首の痛み、動かすと痛みがある、手や腕に痺れがないことなどで診断されます。
頸椎椎間板症の治療
頸椎椎間板症の治療ですが、病院では痛み止めや湿布、リハビリで治療することが多いです。
当院では問診、評価をさせていただき、状態をみて施術方法を決めていきます。
関節の動きを出し、筋肉の緊張を取り、温熱療法や電気治療などをおこなっていきます。
また、姿勢の悪さや弱い筋肉がある場合は骨格矯正や運動療法などをおこなっていきます。
最後に・・・・
頸椎椎間板症は年齢を重ねるごとになりやすい疾患です。
最近はスマートフォンの普及やテレワークやデスクワークなどで首や肩に負担がかかりやすくなっています。
頸椎椎間板症にかかる方も多くなっているので、症状がひどくなる前にしっかりと治療を受けることが大切です。
井土ヶ谷ひかり整骨院では頸椎椎間板症の方の施術もおこなっていますので、首や肩に痛みやつらさを抱えている方は是非一度当院井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。