今日は肘離断性骨軟骨炎について説明していきます。
肘離断性骨軟骨炎は別名野球肘とも言われます。
野球肘の方が皆さんは聞き覚えがあると思います。
離断性骨軟骨炎は野球肘が酷くなってしまったものと考えていただければOKです。
では肘離断性骨軟骨炎がどのような疾患なのか説明していきますね
この記事を読むことで肘離断性骨軟骨炎のことがわかるようになります。
肘離断性骨軟骨炎とは?
肘離断性骨軟骨炎とは投球動作などにより、繰り返し肘関節に圧迫力やはさみきるような力が加わることによって
上腕部小頭の軟骨の下の骨が血行障害をおこし、変性、壊死をしてしまい、軟骨片が剥離し、進行すると遊離してしまうといった疾患です。
わかりやすく言うと肘関節に負荷がかかり続けることによって肘の骨に血流障害がおき、変性や壊死を引き起こし
剝がれてしまったり、肘関節内に遊離してしまうものです。
球技、特に野球をする小学生や中学生におこります。
肘離断性骨軟骨炎の症状
肘離断性骨軟骨炎の症状は肘関節の運動痛と腕の違和感、痛み、腫れ、関節可動域制限、関節内に遊離すると関節に引っ掛かり
ロッキングをおこしてしまうこともあります。
主な症状は投球時痛(運動時痛)になります。
肘離断性骨軟骨炎の診断
肘離断性骨軟骨炎の診断は肘関節の運動痛、特に投球時、肘関節の関節可動域制限
上腕部骨小頭の圧痛、レントゲンなどので診断されます。
CTやエコーは軟骨骨片や遊離体があるか、どこの場所かを確認する為に使われます。
MRIでは病期の進行度や病巣の不安定性などの評価に使われます。
CTやエコー、MRIがない病院では所見とレントゲンで診断されます。
肘離断性骨軟骨炎の治療
肘離断性骨軟骨炎の治療は保存療法(手術をしない)と手術療法があります。
初期では投球制限(患部安静)で改善することが多いです。
保存療法で改善がみられない場合、進行している、軟骨の欠損が大きい場合は手術適応になります。
肘離断性骨軟骨炎の治療は病期によって変わってきます。
初期の状態で早めに投球を制限したり、禁止することで改善していくことが多いですが、
どうしても投げざるを得なかったり、痛みを我慢して投球をしてしまうと進行して手術の適用になってしまうことにもなります。
肘離断性骨軟骨炎は早期に治療をはじめることが大切です。
当院では投球制限指導やマイクロカレントなどの物理療法機器、ストレッチやマッサージ、テーピングなど手技による施術もおこないます。
肘離断性骨軟骨炎の主な治療方法は投球制限、物理療法や理学療法、手術療法になります。
最後に・・・・・
今日は肘離断性骨軟骨炎について説明してきました。
肘離断性骨軟骨炎は痛みがあるまま投球を続けてしまうと進行してしまいます。
部活を長く休めなかったり、投げれないと大きな支障をきたしてしまうので難しいところがあります。
僕も野球をやっている時に肘が痛く投げれない時がありました。
投げれない時は他のトレーニングに徹することで投球できるようになった時により良い状態にすることができます。
当院では投げれない時のトレーニングや身体の使い方、ケアなども指導させていただきます。
痛みでスポーツができなくなる子を少しでも減らしたい!というのが僕の開業した理由でもあります。
もしも、野球やスポーツをして肘に痛みがある際は井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。