今日は槌指(つちゆび)マレットフィンガーについて説明していきます。
日本語では槌指(つちゆび)で英語だとマレットフィンガーやハンマーフィンガーなんて呼ばれたりします。
今回はマレットフィンガーで書いていきます。
槌指とマレットフィンガーは同じものになります。
この記事を読むことで槌指(マレットフィンガー)のことがわかるようになります。
槌指(マレットフィンガー)とは?
マレットフィンガーとは指の第一関節が曲がったまま伸びなくなる疾患です。
突き指による受傷が多く
指先につく靭帯が切れてしまったり、骨が裂離してまうことで第一関節が伸びなくなってしまいます。
靭帯が切れてしまったものを腱性マレットフィンガー
骨が裂離骨折したものを骨性マレットフィンガーと呼びます。
槌指(マレットフィンガー)の症状
槌指(マレットフィンガー)の症状は第一関節が曲がったままになり、自分で伸ばすことができなくなります。
痛みや腫れ、発赤、熱感などの症状もみられます。
受傷直後は痛みや腫れ、熱感、発赤などがでますが、その後は関節可動域制限(自分で伸ばせない)といった症状になります。
自分では意識的に動かせないが、他の人が動かせば指自体は動きます。
急性期の症状が落ち着くと指は伸ばせないが、痛みがないのでそのままにしてしまう人もいます。
槌指(マレットフィンガー)の診断
槌指(マレットフィンガー)の診断は身体所見とレントゲンです。
身体所見で変形があるかをみて、レントゲンで骨性なのか腱性なのかをみて診断がでます。
槌指(マレットフィンガー)の変形をスワンネック変形(白鳥の首)とも呼んだりします。
槌指(マレットフィンガー)の治療
槌指(マレットフィンガー)治療は原則保存療法(手術をしない)がおこなわれます。
腱性マレットフィンガーの場合は装具固定を6~8週間おこないます。
※図はイメージです。
骨性マレットフィンガーに関しては骨の転位(ずれ)がなければ装具固定
転位がある場合は必要に応じて鋼線刺入固定術がおこなわれます。
固定がしっかりとできていないと変形が残ってしまい、手術をするしかなくなってしまいます。
当院ではスプリントといった固定具を作成して固定をおこないます。
最後に・・・・・
今日はマレットフィンガーについて説明していきました。
突き指をしてしまって、指先が伸びなくなってしまったらマレットフィンガーが疑われます。
突き指だからそのままにしておけば治るだろうと思っていると変形が残ってしまいます。
もしも、突き指をしてしまった際は一度井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。
しっかりと対応させていただきます。