今日は変形性膝関節症について説明していきます。
変形性膝関節症はとても多くの方がかかる疾患です。
以前、変形性股関節症について説明しましたが、今回は変形性膝関節症についてです。
この記事を読むことで変形性膝関節症のことがわかるようになります。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは加齢や負担の増加によって膝の軟骨が摩耗、変性し、関節の変形や炎症をまねく疾患です。
膝関節の軟骨が摩耗、変性、消失して半月板の変性や断裂、骨の変性や変形が起こり、慢性的な関節炎がおこります。
明らかな原因がなく、加齢や肥満などのが要因の一次性膝関節症と骨折や関節炎、靭帯損傷後に起こる二次性膝関節症があります。
中高年の女性に多く腰痛に次に多い疾患と言われています。
変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症の症状は膝の痛み、可動域制限(正座ができないなど)です。
初期は立ち上がりや歩きはじめに痛みを感じるくらいですが、進行すると持続する痛みが出ます。
炎症を起こすと関節の腫脹(腫れ)がみられます。
骨の変形が進むと関節の変形がおこりO脚になってしまい、跛行(歩きがおかしい)がおこります。
主な症状は肘関節痛と可動域制限が多いです。
変形性膝関節症の診断
変形性膝関節症の診断はレントゲンで診断されます。
レントゲンで関節の裂隙(隙間)の狭小化、関節面の不正、軟骨下骨硬化、骨棘(骨のトゲ)などがみられます。
炎症が起きて腫れている場合は関節液検査をすることもあります。
状態によってMRIで細かく関節内をみることもあります。
変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症の治療は保存療法(手術をしない)と手術療法があります。
基本的には保存療法をおこないます。
温熱療法や電気療法、運動療法や体重管理など
保存療法で改善しない場合、膝関節の変形が高度の場合は手術療法が適応されます。
当院でも変形性膝関節症の施術をおこなっています。
最新の物理療法機器や手技による施術、運動療法などので症状を改善へ導きます。
最後に・・・・・
今日は変形性膝関節症について説明してきました。
変形性膝関節症は中高年の方に多い疾患です。
変形した骨や摩耗した軟骨は元には戻らないので、体重を減らしたり、筋肉をつけることが大事になります。
膝の痛みがあると歩くのが嫌になる→動かないと筋肉が落ちる→筋肉が落ちるとより関節に負担がかかる
といった悪循環になってしまうので、そうならない為に早めに治療をすることをオススメします。
もしも、膝の痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたら、井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。