今日は内側側副靭帯損傷について説明していきます。
内側側副靭帯と言っても色々な場所にあるので、今回は膝の内側側副靭帯損傷について説明していきます。
膝の内側側副靭帯損傷は頻度が高いので、スポーツをやっている方には是非とも知っておいて欲しい疾患です。
この記事を読むことで膝の内側側副靭帯損傷のことがわかるようになります。
膝内側側副靭帯損傷とは?
膝内側側副靭帯損傷とは膝にある内側側副靭帯が損傷した疾患です。
内側側副靭帯は大腿骨と脛骨につき、膝の外反(外に反る)を抑制しています。
その内側側副靭帯が強い外反ストレスや強い捻じれを受けることによって損傷してしまいます。
膝の外側からのタックルやスキーやスノーボードなどで外反ストレスや捻じれが加わることで起こることが多いです。
発生する要因の多くはスポーツ、交通事故、労働災害などで起こります。
損傷の度合いはⅠ度損傷、Ⅱ度損傷、Ⅲ度損傷や損傷、部分断裂、完全断裂などに分けられます。
膝内側側副靭帯損傷の症状
膝内側側副靭帯損傷の症状は痛みと腫れ、熱感、不安定性です。
内側側副靭帯損傷を損傷すると炎症が起こる為、腫れや熱感が出ます。
強い痛みもあり、関節の動揺がおこるので不安定性を感じることもあります。
痛みによって関節を動かせない、歩けない、荷重できないといった症状が出ます。
膝内側側副靭帯損傷の診断
膝内側側副靭帯損傷の診断は問診や触診、整形外科的テスト、MRI、エコーで診断されます。
確定診断はMRIやエコーです。
レントゲンには靭帯が映らないので骨折が合併していないかをみます。
靭帯の損傷はMRIやエコーで検査されます。
内側側副靭帯損傷の他にも前十字靭帯損傷や内側半月板損傷などの合併がないかも検査されます。
膝内側側副靭帯損傷の治療
膝内側側副靭帯損傷の治療は度合いによって異なります。
内側側副靭帯単独損傷の場合は保存療法が一般的です。
完全断裂で半月板や前十字靭帯も損傷している場合は手術療法の適応となることがあります。
保存療法では物理療法(アイシングや超音波、電気治療や温熱療法など)、投薬、湿布、サポーターやギプス固定、ブレース処方などです。
当院での治療はアイシングや最新の物理療法機器によって治癒を促進します。
損傷後のリハビリでは運動療法などをおこない、元の身体に戻していきます。
最後に・・・・・
今日は膝内側側副靭帯損傷について説明してきました。
内側側副靭帯損傷は膝の靭帯損傷でも一番頻度が高い疾患です。
スポーツをしていると起こりやすいので、注意が必要です。
内側側副靭帯はレントゲンでは映らないので、MRIやエコーなどの検査機器がある専門の機関で診てもらうようにしましょう!
損傷後のリハビリは当院でもおこなっているので、いつでもご相談ください。