今日は腰部脊柱管狭窄症について説明していきます。
腰部脊柱管狭窄症はかなり多くの方がかかる疾患になります。
僕が今まで見てきた疾患の中でも特に多い疾患なのでしっかり説明していきますね!
この記事を読むことで腰部脊柱管狭窄症のことがわかるようになります。
腰部脊柱管狭窄症とは?
腰部脊柱管狭窄症とは腰部の脊柱管という管が何らかの要因で狭くなり、神経が圧迫されて神経症状が出る疾患です。
変形性腰椎症や腰椎すべり症、腰椎椎間板症ヘルニア後に発症する後天性脊柱管狭窄症が多く
脊柱管周囲の靭帯や骨、軟骨組織による圧迫や組織の退行性変化などが要因になります。
年齢を重ねていくと椎間板の変性や骨の変形など様々な変化が起こります。
腰部脊柱管狭窄症は加齢が要因となって発症することが多いです。
腰部脊柱管狭窄症の症状
腰部脊柱管狭窄症の症状は腰痛や臀部~大腿後面にかけての坐骨神経痛、シビレなどがあります。
ひどくなるとなると下肢の筋力低下、感覚障害、尿失禁や便失禁、膀胱直腸障害が出てきます。
腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状としては間欠性跛行があります。
腰部脊柱管狭窄症の間欠性跛行は歩いていると腰や足が痛くなり、歩けなくなります。
しかし、前かがみや座ったりして少し休むと歩けるようになるといったものです。
症状が酷くなると5分も歩けなくなってしまいます。
腰部脊柱管狭窄症の症状は腰痛、坐骨神経痛、シビレや間欠性跛行が主な症状になります。
腰部脊柱管狭窄症の診断
腰部脊柱管狭窄症の診断は臨床所見とレントゲン、MRIとCTで確定診断されます。
姿勢による症状の変化(腰を後ろに倒すと症状がつよくなる)や神経性間欠跛行の評価、神経症状などを診ます。
レントゲンでは骨の変形性、MRIでは脊柱管の狭窄度合い、CTでは脊柱管の形態を把握することができます。
確定診断はMRIでおこなわれることが多いです。
腰部脊柱管狭窄症の治療
腰部脊柱管狭窄症の治療は基本的に保存療法(手術をしない)です。
保存療法は温熱療法や電気療法などの物理療法や投薬(筋弛緩薬、消炎鎮痛剤、ビタミン剤、神経障害性疼痛治療薬)、ブロック注射、理学療法などです。
保存療法で改善がない場合は手術療法が検討されます。
当院でも腰部脊柱管狭窄症の方には最新の物理療法機器や手技による施術、運動療法などをおこなっています。
最後に・・・・・
今日は腰部脊柱管狭窄症について説明していきました、腰部脊柱管狭窄症は未だに根本的な治療が見つかっていません。
手術をしても確実に良くなるわけではないのでとても難しい疾患です。
腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方も多いので、当院では痛みやツラさを和らげる施術や運動療法などで筋力を鍛えることをおすすめしています。
もしも、長く歩けない、腰から足にかけて痛みやシビレでお悩みの方は一度井土ヶ谷ひかり整骨院へお越しください。