今日は膝外側側副靭帯損傷について説明していきます。
以前に内側側副靭帯損傷について書きましたが、その反対側の外側側副靭帯損傷です。
外側側副靭帯損傷は内側側副靭帯損傷程多くはないですが、スポーツをやっていると起こる疾患なのでしっかり説明していきますね
この記事を読むことで外側側副靭帯損傷のことがわかるようになります。
膝外側側副靭帯損傷とは?
膝外側側副靭帯損傷とは大腿骨から腓骨につく外側側副靭帯が何らかの外力によって損傷する疾患です。
内側から強い衝撃を受け、膝が内反(内に反る)強制された際に発生します。
単独損傷はまれで、半月板や十字靭帯の損傷を合併するこが多い。
また、靭帯の付着部の骨が剝離してしまうこともあります。
柔道で倒れた際に発生することが多く、コンタクトスポーツで相手に倒された時や交通事故でも発生します。
膝外側側副靭帯損傷の症状
膝外側側副靭帯損傷の症状は膝の痛み、腫脹、熱感、運動制限、不安定感などがあります。
痛みが強く、受傷後は腫れや熱感が出ます。
痛みが強いので、歩行障害や膝の運動制限がおこります。
関節動揺がおこると不安定感を感じることもあります。
外側側副靭帯損傷では痛みによって関節を動かせない、歩けない、荷重できないといった症状が出ます。
膝外側側副靭帯損傷の診断
膝外側側副靭帯損傷の診断はレントゲン、整形外科的テストやMRI、エコーなどで診断されます。
骨折の合併がないかレントゲンでみます。
レントゲンでは靭帯が映らないので、確定診断はMRIやエコーになります。
外側側副靭帯損傷は半月板損傷や十字靭帯損傷などを合併することが多いので外側側副靭帯損傷以外の損傷がないかを検査します。
膝外側側副靭帯損傷の治療
膝外側側副靭帯損傷の治療は膝内側側副靭帯損傷と同様で度合いによって異なります。
外側側副靭帯の単独損傷はまれなので、外側側副靭帯完全断裂や半月板、前十字靭帯も損傷している場合は手術療法の適応となることがあります。
保存療法では物理療法(アイシングや超音波、電気治療や温熱療法など)、投薬、湿布、サポーターやギプス固定、ブレース処方などです。
当院での治療はアイシングや最新の物理療法機器によって治癒を促進します。
損傷後のリハビリでは運動療法などをおこない、元の身体に戻していきます。
最後に・・・・・
今日は外側側副靭帯損傷について説明してきました。
膝の内側側副靭帯損傷はとても多いですが、外側側副靭帯損傷の場合は単独損傷は少なく、半月板損傷や十字靭帯損傷も合併することがあるので注意が必要です。
外側側副靭帯損傷の他にも合併がある場合は手術になることもあるので、専門的な機関で診察を受けることが大切です。
スポーツをしていると起こるえる疾患なので、治療をしてその後しっかりとリハビリをすることで復帰が早くなります。
損傷後のリハビリは井土ヶ谷ひかり整骨院でもおこなっているのでいつでもご相談ください。